はじめまして、当クリニックで訪問診療診療を担当しております清水享子です。私どもは歯科医と歯科衛生士で通院困難な患者さまのお宅や施設に伺い、通常の診療所とほぼ同じ内容の処置をさせていただいております。
同時に、病により「以前と同じように食事が取れないが、どうしたらいいかわからない」といったご相談や、「認知症の家族に食事をどう食べさせたらいいかわからない」など、「食べる」ことへのご指導・ご支援もいたしております。

突然の病に倒れた時、まずは全身の復活を考えて闘病、リハビリをされるのが通常です。また、認知症になりましても、全身の健康、安全を考えて生活を整えられることが優先されます。日々を過ごすことが大変で、お口にまで手が回らないのが現実で、つい忘れがちになってしまうのがお口の中のケアではないでしょうか。
病が落ち着かれたときや生活が整われたときにはじめて、歯ぐきが腫れている、入れ歯が合わない、口臭が気になるなどのお口の異変に気づき、ご本人やご家族、周りの介護の方々が「なんとかしたい」と思われる場合が多くあります。しかし、それでは遅いことがほとんどです。

患者さまやご家族の中には「わざわざ来ていただいて申し訳ない」と思ってくださる方もいらっしゃいますが、私どもはその専門家です。どうぞ気兼ねなく、まずはお電話一本していただければと思っております。ご本人と、ご家族などの介護をされている方々が心穏やかに過ごしていただけることが、私どもの喜びです。

当クリニックでは初回は無料にて健診を行っております。現状を確認し、不都合がなければそのまま費用をいただくこともございません。お口の中で何か問題があれば、きちんとご説明させていただき、治療に関する流れ、費用なども詳しくご説明をいたします。

口腔ケアをすることは命を守ることにつながり、ひいては良い生き方、また良い死に方につながります。お口のことで気になることがありましたら、まずはお電話で、どうぞお気軽にお問い合わせください。

訪問診療では、歯科医院内と同じレベルの歯科治療・口腔ケアを行うことができます。また、「食べやすい口」をおつくりします。